７月の雨: 青色について

相変わらず暑い日が続いていますが、今日は夏に涼を呼ぶ定番の色青色がテーマです。この色は綺麗ちで落ち着いた色なので、世界で一番愛されているようです。私も大好きな色です。でも私の場合、子どもの頃から雲ひとつない眩しい程青い晴天の空を見ると、なぜか憂鬱な気分になりました。夜の星の出ている黒い空を見ると限りなく夢が広がるような気分に浸ったのですが・・・ユーミンの昔の歌に”悲しい程お天気”というタイトルの曲がありますが、その感覚が悲しい程理解できました。どこまでも無限に広がっているような青い空に圧倒され窒息して飲み込まれてしまいそうな気分と言ったらいいのでしょうか、うまく言い表せませんが・・・英語圏の人達はblueという言葉をしばしば憂鬱という意味で使うそうですが、こういう感覚からきているのでしょうか？　　最近のように暑く寝苦しい夜が続くと、寝不足の憂鬱な朝を迎えることが多く、そんな時は頭の中でForeignerが" blue morning, blue dayを聞かせてくれます。（笑）

ところで、青色にも私達の心身に与える効果があるようです。この色の光は副交感神経を刺激して、体温、脈拍、血圧を下げ興奮を鎮め、心身共にリラックスさせてくれます。緊張を強いられる場面で青色の物を身に付けるか身近に置くと救われるかもしれません。
また体温を下げる効果があるので安眠を促す効果があると言われています。興奮して眠れない時や不眠症で悩む時は青色系の寝巻を着たり青色の小物を傍に置くと、リラックスと催眠効果があるようです。
そして何と言ってもこの色には体感温度を下げる効果があるので、夏に涼しく部屋で過ごしたい時はカーテンを青くしたり、淡い青色の物をたくさん置くと効果があるそうです。また食欲を減退させる負の効果もあるので、ダイエットを実行している人には救いの色かもしれません。食卓に青色の物を置いたり、青色のテーブルクロスを使ってみてはいかがでしょうか。

また最近ではこの色は人間の脳に癒しと理性を与え、衝動的な行動を抑止する効果まで報告されています。青色の防犯灯により犯罪が減少したという報告が世界と日本の各地から出されているとか。さらに、電車の踏切に青色の照明を設置したところ、飛び込み自殺が減少したというJRの報告まであります。