2010年11月8日月曜日

輝いている人との出会い





美しく輝いている人にはそれなりの理由がありました

先週の土曜日に素敵な体験をしました。 実は9月から市の商工会議所が主催する”起業家道場”というセミナーを受講しています。といっても私の場合、具体的で明確な企業プランなど皆無に等しいのですが......(書類選考さえ通過すれば市民なら全く無料で受講できます。)その一環としての実地研修を”オーガニックカフェ寿” というお店で受けさせて頂きました。陶芸家のオーナーが制作した焼き物を販売しながら、オーガニックなお料理とドリンクを提供しているカフェです。約2時間オーナーの角(すみ)ちなみさんからご自身の闘病体験、徹底した食へのこだわり、今後の夢などとても熱く貴重なお話を伺うことができました。

角さんは21歳の時、陶芸を志され、それからほどなく して、”陶芸くらぶ寿”を開設されました。新進気鋭のアーテイストとして活躍されていた真っただ中の5年前、癌を発病されました。つらい抗がん剤治療にも懸命に耐えられましたが、結果は芳しくなく、”もう摘出手術しかない”と宣告されました。しかし手術をすれば、子供は望めなくなるかもしれない.....それだけはどうしても避けたいという思いから手術を断念して、その時に出会った食餌療法と温熱療法に望みを託そうと決心しました。ところがそのことを主治医に告げると”そんな勝手なことをするなら、うちでは面倒を見れません。”と絶縁状を突き付けられました。そこから孤独と不安の闘病生活が始まりました。

なんとしても癌を克服して生きなければならない.....マクロビオテックなどのあらゆる食餌療法を徹底的に研究され、それまでの食生活から180度転換した菜食中心の文字通りヘルシーな食生活を実践、精進されました。その後、奇跡的に快方に向かいましたが、どの医師もその効果を信じませんでした。しかし彼女は身をもって食事の威力を思い知ったそうです。

発病後わずか1、2年の06年に闘病生活を続けながら、食事の大切さを広く知ってもらいたいとの思いから、陶芸とオーガニック料理が楽しめる現在のカフェをオープンされました。いわゆる自然食系の飲食店はちまたに多数ありますが、食材にとことんこだわり、そのために出費や手間暇厭わず、かつ価格を可能な限り抑えているお客に優しいお店は滅多にないと思います。こういう良心的な経営のために常に赤字にならざるを得ないそうです。

お店では他に陶芸教室や料理教室そして定期的にフリーマーケットや無料のライブまで開かれていて、地域の人々の”出会いの場”としての役割も果たしています。そして角さんは現在もご自身の健康とさらに人の役に立ちたいとの思いから様々な勉強と研究を続ける傍ら、 e クリニックというネットによる癌患者の会でもレシピを紹介するなど奉仕的な活動を積極的に展開されています。

お話を伺っている間、”ほとんどノーメイクな感じなのに 何とつややかに輝いた綺麗な人なのだろう”と始終、感心して見とれていました。ヘルシーな食生活を精進なさっているだけでなく、自分の健康に留まらず、人の健康も気遣って、世の中の役に立ちたいというボランタリーな心とその熱意が、彼女を内面から美しく輝かせているのでしょうか......

いつか、山の方に移り住み自分の畑を持って、ウーフ (wwoof 食事と宿を提供するかわりに農作業などを手伝ってもらうシステム、その関係にお金のやり取りはない。)に参加して外国の人とも積極的に交流したいと、将来の夢を語って下さいました。お店で使われている器も全て角さんやお店のスタッフの方の真心のこもった手作りです。

食に対する理想とこだわりのために殆ど採算を度外視して働き続けておられる角さんの情熱と行動力、そのために熱心に勉強を続けておられる純粋な向学心に始終、圧倒され、心がとても熱くなりました。 本当に充実した素敵な2時間でした。

 
陶芸くらぶ&オーガニックカフェ寿
http://www.geocities.jp/kotobuki_tougei/index.htm


今日の音楽と動画 ~癒しの音楽と美しい動画





下の動画は拡大して頂くとより視覚的に楽しめます






今日のwonderful pictures (綺麗な癒し画像)

下のそれぞれのリンクをクリックして頂くと、美しい写真や絵画をご覧になることが出来ます。


http://www.liveinternet.ru/users/natathe3/post112420609/

http://www.liveinternet.ru/users/natathe3/post76930517/

http://www.liveinternet.ru/users/stephanya/post136526569/

0 件のコメント:

コメントを投稿