2011年2月21日月曜日

”くじけないで” 白寿の詩人デビュー 柴田とよさん/ ファンタジーの世界を描く画家



最近、行きつけのスーパーにある書店で、話題の本として山積みにされて置かれていた、ある素敵な本に出会いました。それを手に取ると、帯には、”100万部突破!!白寿の処女詩集”と、プリントされていました。タイトルは、”くじけないで”...今年めでたく100歳の誕生日を迎える柴田とよさんが昨年出版した初の詩集で、99歳にして、見事に”詩人デビュー”を果たし話題になりました。

柴田さんは、19年前に夫と死別して以来、1人暮らしを続け、日本舞踊が心の支えでしたが、腰を痛めてからは、その楽しみも奪われました。ひどく落ち込んでいた矢先、息子さんから”詩作なら体が不自由でも、紙と鉛筆さえあればできる。”と勧められ、92歳で、初めて筆を執ったそうです。最初に書き上げた作品を産経新聞の”朝の詩”に投稿されたところ、見事に入選されました。作品の入選、新聞掲載を重ねるうちに好評を博し、昨年3月にこの”くじけないで”を出版し、デビューする運びとなったそうです。このことは、大きな話題を呼び、出版からわずか半年を経た時点で、全国の読者から、1万通を超えるお便りが柴田さんのもとに寄せられているそうです。

彼女の詩は、ベッドで横になっている時や、テレビを見ている時に生まれるそうです。心の中にふわりと舞い降りたテーマやイメージをメモしておき、毎週土曜日にやって来る息子さんに見せ、朗読しながら何度も何度も書き直して完成させるとか。

もともと自分自身を”くじけないで!”と、励ます気持で書いた言葉による詩が、こんなにたくさんの人々に共感してもらえるとは、柴田さん自身夢にも思っていなかったようです。うつや引きこもりや自殺願望などの深刻な悩みを抱えた読者にも、生きる勇気と元気を与えました。またある方から、”ふだん活字をほとんど読まなくなってしまった認知症の母が、この本を手にした瞬間に目をぱっちりさせました。”と、いうお便りも頂いたそうです。

こう書くと、そんな高齢になって、詩集を出版して、しかもそれが大好評を博して、なんて、幸せなおばあちゃんだろう...と思ったりもしますが、毎朝、起きるのが、本当に辛く、お世話になっているヘルパーさんや週末に来てくれる息子さん夫婦が帰られた後は、いつも孤独と不安に苛まれ、しんどさと孤独との闘いの毎日のようです。けれども、読者の感謝の手紙が、柴田さんの生きる糧になっています。

若いころからいろいろな御苦労を経験され、特に20年近く前にご主人を亡くされてから、孤独と加齢との闘いに耐えきれず、生きる気力を無くし、何度も”死にたい”と自暴自棄になったことも...

最近、日常生活の中で使われている日本語は、難解な漢語、カタカナ語、横文字などがミックスされて、複雑化が進んでいますが、柴田さんのシンプルだけれど丁寧に綴られている言葉にとても新鮮な衝撃を受けました。”もっと自分に素直になって、自分をみつめなさい...と、諭され、教えられているようで、何か気持がほんわかとして、私も癒されています。

柴田さんの夢は、自分の詩集が翻訳されて、世界じゅうの人たちに読んでもらうことだとか。昨年10月にハングルに訳され、韓国での出版が実現して、現地でも話題になったそうです。すでに、夢は、実現に向かっています。彼女は、語ります。”人生、いつだってこれから。どんなときでも、人はだれでも平等に夢を追うことができる..."と。この世界に生きる意味をみい出せないとか、自分の人生に絶望して苦しんでいる若い人がいたら、この本のことを知って、1度、読んでもらいたいなと、思いました。



「くじけないで」   著者 柴田トヨ  発行所 飛鳥新社 

今日の音楽






今日のglobal artist



このコーナーでは、現在、世界的に活躍しているアーティスト(画家)をご紹介します。


今日は、ファンタジーの世界を色彩豊かに表現している Mary Baxter St. Clair をご紹介します。


Marry Baxter St. Clair 、現在、世界で最も愛されているアーティストの一人です。主に、愛らしい妖精の絵を描いています。彼女は、ミシガン州のSt.Clair Shoresという町で、生まれました。”アーティストとして、10歳の頃から絵を描き続けている”というから驚きです。

売れっ子アーティストとして、多くの作品が、受賞の栄誉に輝き、それらの作品が、全米、カナダ、日本、ヨーロッパの各地で、美術品として、壁に飾られています。

”彼女は、絵筆1つで、この世界にやって来た。”と言う人もいれば、”彼女は、妖精のダストで、絵を描いている”と言う人々もいます。さらに、ある人々から、”彼女は、輝いた妖精の瞳を持っている”とさえ言われているのです。いずれにせよ、これらの全ての人々は、彼女のセンス オブ ワンダーに心を動かされ、つぶらな瞳の子ども達、霊的な天使、人目に触れない妖精、そして魅力的ないたずら小妖精などを豊かで煌びやかな色彩で包み込む彼女の緻密で、美しいアートに魅了されています。

”妖精や天使は、私の人生の一部であり、幼いころから、それらは、私にとって、とても現実的なものなのです。”と、語っています。 鑑賞者が、カンバス上の天使が、現実に存在するかのように信じ込ませる程、リアルに描き、素敵なアートを創造していますが、それは、彼らの魔法を借りているからだと本人は、説明しています。 ”ファンタジーの世界は、必要な物であり、この全ての現実的で厳しい世界の中で、私たちが心のバランスを維持する一助になる”と、彼女は、信じています。

現在カウアイ島に住み、アートの仕事の傍ら、幻想的な海の世界を探検したり、出合ったクジラに声援を送るなどして、ファンタステックな日々を過ごしているそうです。



Mary Baxter St. Clair のファンタジーの世界を下記のそれぞれのリンクから鑑賞して頂くことができます。


http://www.liveinternet.ru/users/3214081/post152960092/


http://www.liveinternet.ru/users/medissa71/post149116762/


http://www.liveinternet.ru/users/foglia/post148625065/


http://www.liveinternet.ru/users/juliana-juliana/post131041077/


(下のサイトには、他のアーティストの作品が数点含まれています。)

http://www.liveinternet.ru/users/liudmila_karpiak/post150137698/


公式サイト http://www.enchantedislandstudio.com/index.html




今日の癒しの動画


画面を拡大してお楽しみ下さい。





今日のwonderful pictures

下記のそれぞれのリンクから癒しの画像をご覧になることができます。

http://www.liveinternet.ru/users/vera-verinka/post151976645/

http://www.liveinternet.ru/users/vera-verinka/post150828326/

http://www.liveinternet.ru/users/vera-verinka/post141941201/







































































































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