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2014年11月17日月曜日

浦島太郎の昔話は実体験だったのか?

去年、アメリカ国家安全保障局の個人情報収集の手口を外国のメディアに暴露して、現在アメリカ当局からスパイ容疑で刑事追訴されている元CIA職員エドワード スノーデンさんが、奇想天外な仰天情報を”インターネット クロニクル”というニュースサイトにリークしたとしてネット上で話題になった。”地球のマントルの中に人類よりも知能の高い種族が存在している。” という”地底人”に関する機密文章の存在とその内容を暴露したという。日本を含む世界中の殆どの主要メディアはこれを一切無視している。常識的な人間は、こんな昔のSF物語のようなことを真に受けることはない。多くの人は彼が自身の身の安全のためにわざとトンデモ情報を流して、狂人を演じているのではないかと解釈した。しかし一部のオカルトファンの間ではとてもロマンのある話だとして騒然となった。 スノーデンさんによれば、”その知的生命体は、我々とは全く違った温度帯で生きていると思われるが、加速度的に知性を繁栄させ進化を遂げた。 大統領は地底人の活動に関するブリーフィングを日々受けている。アナリストの意見では地底人からすれば、人類は所詮 ”アリ” に過ぎないので、彼らが我々とコミュニケーションを取ろうとすることも、仲間意識を持つこともない。ただ、もし戦闘状態が生じれば、我々よりも数万年進んだ技術を持った彼らを相手に生き残れる可能性はない。”ということだ。

http://oka-jp.seesaa.net/article/368787005.html


昔から架空の話や伝説の中で地底世界 のことが様々に語られ人々の想像力とロマンを掻き立ててきた。 チベット密教の教義によるとヒマラヤの奥地に地底王国 ”シャンバラ”という名の楽園があるという。シャンバラには悟りを開いた仏陀が多数いて、住民は地上の世俗から離れ、幸福な生活を送り、文字通りの理想郷を実現しているといわれている。西洋では、北欧神話の中で語り継がれてきた地下世界”アースガルド”に結び付けられ、この地底王国の楽園を”アガルタ”と呼んでいた。


アメリカの作家WG. エマーソンが1908年に 、95歳の元漁師から聞いた、奇妙な地下帝国の旅行体験談をもとにした小説を発表した。 1829年、ノルウェーの漁師、オラフ ヤンセンが父と共に、北の極地にあるという伝説上の理想郷を目指して航海に出たが、北極圏に到達すると凄まじい暴風雨に巻き込まれてしまった。その後気がつくと、巨大な舟が出現して4メートル近い巨人に救助され、地底世界に迷い込んでいた。 この地底世界の住人達は彼ら親子に親切で、様々な所を案内してくれたという。地上よりも豊かな生活と進んだ文明を享受していた地底人はとても長生きで、平均寿命は、800歳に達していたという。親子は、2年間、地球内部の世界を楽しんだが元の世界に帰る決心をして、地底人の案内に従い南極海に出ることに成功するが、帰路で遭難してしまう。この時父を亡くし、土産にもらった多くの金塊も沈没させてしまった。オラフ ヤンセンは、奇跡的に捕鯨船によって救出されたが、誰も彼の話を信じず、狂人扱いされてしまった。 昔から北極海近辺ではヤンセン親子と同様の体験をしたという船乗りが少なくないといわれているそうである。

他にも、地底世界に迷い込んだのではないかと噂されている有名な話がある。1947年2月、アメリカ海軍のリチャード E バード少将は、北極調査のため、北極上空を飛ぶ飛行機の操縦をしていた。 その時、天候が急変した。視界が霧に遮られ、飛行機の高度計が下がり続け、墜落の危険の中でSOSを発信しようとした瞬間、信じられない光景が眼下に広がっていたという。 うっそうと樹木が生い茂るジャングルが広がり、マンモスそっくりの動物や、巨大な穴から超スピードで飛翔していくUFOの姿や都市のようなものまで目撃したと基地に報告していたそうだ。 また1947年にアメリカ海軍が4700人もの人間を送り込み、”ハイジャンプ作戦”と称した大規模な南極調査を遂行した。この部隊の総指揮官を務めたのがバード少将だったが、飛行機の墜落や消失といったトラブルが続き、バード少将本人までが長時間行方不明になる事件が起こり、早めに切り上げられてしまったという。 作戦終了後、少将は外国の新聞に、”極点を越えて大いなる未知の世界の中心を見た。アメリカは、緊急に防衛措置を講ずる必要がある。新たな戦争が起きればアメリカは、南極から北極まで恐るべきスピードで移動する飛行物体の攻撃を受けることになる。” というコメントを寄せたそうだ。 その後、彼は精神病院に送られ、1957年に死去したといわれている。



バード少将の奇妙な体験は1964年、哲学者、レイモンド W  バナード 博士が発表した本の中で語られていた。 バード少将は地球内部の異世界に迷い込んだというもので、”地球空洞論”という奇想天外な理論に基づいている。その理論によると、地球の内部は空洞で、中心には小さな太陽があり内部の世界をあまねく照らしている。 しかも、表面の世界と内側の世界は、両極に開いた大穴でつながっており、往来可能だという。 しかし、地球科学が発達した今、こんな説を信じる科学者はいない。地球内部の構造を見ることは現在でもできないが、地震波の伝わり方の分析などで、空洞部分など存在しないことがわかっている。 ところが飛鳥昭雄氏の著書によれば、地球内部のプラズマから生じた亜空間(地上の物理法則が通用しない世界)が存在し、そこに地球を一回り小さくしたような天体が浮かんでいる。その天体を米軍は”アルザル”と呼んでいるとか。 ほんまかいな.......そんなこと”アラザルことやんか”と下手なダジャレが思わず飛び出してしまう.............. この亜空間と地球空洞理論に興味があれば、氏の著書を読んでみて下さい。 昔からチベットの地底王国のシャンバラ(アガルタ)伝説は世界の時の権力者を惹きつけてきたようだ。 ドイツのヒトラー、ロシアのスターリン、アメリカのルーズベルトなどが競い合うように、探検隊を送り込むなどして、真剣にこの異世界を探していた時代があったらしい。 チベットのポタラ宮殿の地下とこの異世界の王国が繋がっているという噂があり、中国共産党がチベットの独立を認めず執拗にこだわる背景には、地政学的な物の他にこうした事情があると、飛鳥氏は指摘している。 氏の著作によると、ダライラマ14世は、”シャンバラは空想の世界ではなく実在する世界です。しかしそこに行ける切符はそうたやすく手に入りません。とても高価なものですが、徳を積む行為を通じて実現します。”と公言しているという。




地底人や地底王国の実在は科学的に全く立証されていないが、私のようなオカルトばかにとっては、夢があり興味深い話である。青年が海底の異世界を訪れ戻った時には老人になっていたという昔話を思い出させてくれる。 ”長寿の地底人が地上に出た途端、紫外線などの有害物質の影響で急に老化するのを恐れて、簡単に地上に出てこないのではないか?”と言う人もいる。乙姫様の魔法の玉手箱をうっかり開けてしまった太郎のように.......しかし地底世界なるものが本当に実在するなら、地上の人間が、環境破壊、核などで地底世界の住人に迷惑をかけ続けると、私達を駆除する作戦を選択する恐れが.......浮世離れした戯言に長い間お付き合い頂き、どうもありがとうございました。